少しでも早く治療を終えたい方
超音波治療(保険適応)
人間には聞こえないほどの細かい周波数で振動する音波を超音波といいます。
超音波治療とは、超音波の音と振動エネルギーを利用して高速で細かい振動を手では届かない体の深部まで浸透させ、損傷を受けた組織(筋・腱・靭帯など)を効果的に治療する治療法です。
治療部位や目的に応じて周波数と出力レベルを組み合わせることで、浅部から深部まで適切で素早い治療が行えます。
ケガや痛みの急性・慢性を問わず治療できる上、ケガをしてすぐに使用できるため、スポーツ障害・外傷の治療にも適しています。
当院では超音波治療器(ST-SONIC)を導入しています。骨折を早く治したい方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

超音波を使った骨折治療
従来の骨折治療では、ギプスなどで固定した後は自然経過に任せるしかありませんでしたが、超音波骨折治療法は固定後でも積極的に骨の癒合が促進できる治療法です。
多くの臨床例から治療効果も確認され、骨が癒合するまでの期間を約40%近く短縮でき、特に骨折治癒促進効果が大きく偽関節・遷延治癒などの難治性骨折にその効果が認められます。
平成18年には難治性超音波骨折治療法として保険が適応され、平成20年4月からはさらに新鮮骨折(開放骨折、粉砕骨折のみ)にも保険適応が拡大されました。
超音波で骨の形成を促進
骨に機械的な刺激を与えると、その刺激に応じて骨が形成・修復されることが確認されています。
超音波骨折治療法は、低出力パルス超音波というきわめて出力の弱い超音波で骨に断続的な刺激を与え、骨折部位の骨の形成を促して治癒を促進させます。
また、使用方法も1日1回20分間と短時間で、非常に微弱な超音波のため副作用もないとされています。
骨折部位にあわせた治療
超音波は体の深部に進むにしたがって組織に吸収・反射されエネルギーが減衰していきます。エネルギーの減衰は超音波の周波数が高くなるほど大きくなるため、治療する部位の深さにあわせた周波数を仕様することで、より効果的な治療を行うことができます。
超音波治療の効果
- 筋スパズム(筋緊張、筋拘縮)の軽減
- 炎症の治癒促進
- 創傷の治癒促進
- 傷跡の改善
- 骨折部位の骨癒合促進
- 疼痛の軽減 など
効果的な症状
スポーツ障害
- 頚部捻挫
- 野球肩
- 肩腱板損傷
- 上腕二頭筋長頭腱炎
- 野球肘、テニス肘、ゴルフ肘
- 筋筋膜性腰痛
- 腸脛靭帯炎
- 鵞足炎
- 半月板損傷
- シンスプリント
- アキレス腱炎、アキレス腱断裂
- 足底腱膜炎
- 足関節捻挫
- 疲労骨折
- 靱帯損傷
- 肉離れ
- 捻挫
- 打撲
- 筋挫傷
- その他
一般外傷
- むち打ち
- 寝ちがえ
- 五十肩
- 肩関節周囲炎
- 石灰沈着性肩板炎
- 頸肩腕症候群
- 手根管症候群
- 上腕骨外側上顆炎
- 上腕骨内側上顆炎
- 腱鞘炎
- ばね指
- 腰部捻挫
- ぎっくり腰
- 腰痛症
- 坐骨神経痛
- 椎間板ヘルニア
- 関節症
- 打撲
- 捻挫
- 肉離れ
- その他
電気刺激治療
電気刺激治療は、体の筋肉に直接電気刺激を与えることによって血行を改善し、痛みを緩和させる治療です。
当院では電気治療に総合刺激装置ES-530を使用しています。
プロスポーツ選手やメダリストからも信頼を得ている最新鋭の総合刺激治療器です。この機械ひとつで9種類の電気を流すことができます。
突然の捻挫やぎっくり腰などに加え、慢性的に患っている腰痛や肩こりにも効果があります。

電気刺激治療の効果
- スポーツによるケガ(捻挫・打撲など)の治療
- 交通事故などによるむちうちの治療
- 肩・腰・膝など関節痛の緩和
- インナーマッスルの炎症・損傷・疼痛改善
- 腫れ・浮腫の除去 など
9種類の電気刺激モード
当院で導入している総合刺激装置ES-530では、9種類の電気刺激モードを使ってさまざまな症状に対し個別に治療内容を組み立て、患者様にあった治療を行うことができます。
- 立体動態波モード[立体動態波R刺激療法]
- 3DMENSモード[立体動態波刺激療法・マイクロカレント療法]
- Hi-Voltageモード[高電圧電気刺激療法]
- MCRモード[マイクロカレント療法]
- 4極干渉波モード[干渉電流刺激治療]
- 2極干渉波モード[干渉電流刺激治療]
- Pro-EMSモード[神経筋電気刺激療法]
- Russian-EMSモード[ロシアン筋刺激]
- TENSモード[経皮的電気刺激療法]
- 立体動態波®刺激療法
- 3つの電極を立体的に交差させ患部を刺激します。
立体動態波モードの最大の特長は関節内への治療ができることです。これによって指で触れないような深部まで刺激できます。 - 立体動態波®刺激療法
- 微弱電流で細胞を活性化させるマイクロカレント治療を立体動態波で行います。
マイクロカレント療法よりも深い部位の治療ができます。 - 高電圧電気刺激療法
- 高電圧の刺激が深部に浸透し、じんじんとした疼痛の軽減や治癒促進などに使用します。
他にも、筋肉の緊張の改善、血流量増大、治癒促進、浮腫の軽減に効果が期待出来ます。 - マイクロカレント療法
- 人間の持っている自然治癒力は、体の中に流れている微弱な電気が関係あるとされています。その微弱な電気を外部から通電する事で、治癒力を促進させる治療法です。
骨折や筋肉、靭帯の損傷などの早期回復が期待できます。
微弱な電流によって神経や筋肉を興奮させないため、スポーツ後の筋肉痛の軽減にも適しています。 - 干渉電流刺激治療(4極干渉波モード)
- 皮膚刺激が少なく、深部にまで効果を発揮します。
4つの電極で治療するため、肩全体など広い範囲の治療に適しています。 - 干渉電流刺激治療(2極干渉波モード)
- 4極モードと同様に、皮膚刺激が少なく深部にまで効果を発揮します。
2つの電極で治療するため、腕などの局所の治療に適しています。 - 神経筋電気刺激療法
- 骨格筋と運動神経に電気刺激を与えて筋肉の収縮を引き起こして筋力を強化します。
医療や健康科学、スポーツ科学の幅広い分野に利用されています。 - ロシアン筋刺激
- 2,500Hzの中周波電流を使った電流刺激です。主に筋肉トレーニングに使用されています。
- 経皮的電気刺激療法
- 主に知覚神経に対して電気刺激を与える治療法です。
電気刺激を与えて疼痛を抑制します。